今、体験する
九谷焼に出会う
発見と創造の旅 加賀温泉郷
第二章
創造の継承 ― 土から彩りへ
― 九谷焼に出会う発見と創造の旅
九谷焼の命ともいえる「色」を探る旅へ。
本章では、前回成形した器が素焼きを終え、いよいよ彩色の段階へと進みます。
九谷五彩（赤・黄・緑・紫・青）を使い、職人の指導のもと自由に筆を走らせる。そこに生まれるのは、あなただけの世界に一つの作品です。
九谷焼の色彩に込められた意味を知り、絵付けを通して自分の感性を映し出す時間。
それは、伝統の継承であり、創造の新たな始まりでもあります。
発見と創造の旅 加賀温泉郷 第二章創造の継承 ― 土から彩りへ
伝統を次代へ
若き作り手たちの拠点
旅の始まりは、九谷焼の新たな発信地「九谷セラミック・ラボラトリー」。
ここでは、若手作家や職人たちが日々挑戦を続ける姿を間近で見学します。
伝統技法を受け継ぎながらも、現代の感性を融合させた作品の数々。
窯の熱気、釉薬の輝き、作り手たちの真剣な眼差し。
九谷焼が今も進化し続ける理由が、ここにあります。
作家たちの制作風景を間近で見学できるほか、ギャラリースペースでは定期的に作品展示も行われている。
九谷焼の多様な表現と現代的な感性が融合した作品の数々に触れることで、「伝統工芸は古いものではなく、生き続ける文化なのだ」と気づかされる。
また、館内のショップでは若手作家の器やアートピースも購入可能。
日常使いの器から一点物の芸術作品まで、ここでしか出会えない逸品が並ぶ。
伝統を未来へ紡ぐ
老舗窯元を訪ねて
九谷焼の心を受け継ぐ、
ものづくりの現場へ
続いて訪れるのは、百年の歴史を紡ぐ「宮創製陶所」。
伝統を守りながらも、新しい時代の九谷焼を生み出す窯元です。
職人の手さばき、炎のゆらめき、土が器に変わる瞬間。
その一つひとつに宿るのは、受け継がれた魂と技。
ここでは、九谷焼の「真髄」を肌で感じながら、器づくりに込められた想いを静かに受け取ります。
発見と創造の旅 加賀温泉郷第二章の魅力
自らの手で彩る「上絵付け体験」
上絵付体験では、伝統の九谷五彩と呼ばれる色絵具を使い、自分だけのオリジナル作品をつくることができます。
職人から絵付けの基本を教わりながら、思い思いのデザインや色使いを楽しめるのが魅力です。
筆先の動きひとつで表情が変わる絵付の奥深さに触れ、集中して筆を運ぶ時間はまるで心を整えるひととき。
完成した器は、旅の思い出として持ち帰ることができ、世界にひとつだけの作品が手元に残ります。
九谷焼の伝統を感じながら、創造の喜びと達成感を味わえる人気の体験です。
完成した作品は、この旅の記憶とともに、
あなただけの「九谷焼」として手元に残ります。
職人の技を間近で体感
九谷焼の美しさを支えるのは、長年にわたり技を磨き続けてきた職人たちの手仕事です。
第二章では、絵付やろくろといった制作の現場を間近で見学し、筆遣いや色彩の重ね方など、職人の繊細な技をじっくりと体感することができます。
一筆一筆に込められた想い、素材や道具への深いこだわり、そして完成までの緻密な工程。その一つひとつに、九谷焼の歴史と精神が息づいています。
伝統を受け継ぎながらも、現代に合わせた新しい表現を追求する姿から、ものづくりの奥深さと創造の原点を感じられる時間です。
地域文化と人の温かさに出会う
本物に触れ、作り手の想いを聞き、人と語り合う。そこには、心の奥深くに響く、かけがえのない特別な時間があります。
発見と創造の旅 加賀温泉郷1泊2日 × 3回開催
第二章
創造の継承 ― 土から彩りへ
乾燥・素焼きを終えた器に、九谷五彩（赤・黄・緑・紫・青）を用いて上絵付けを施します。
職人の技術を学びながら、筆を使って自由に模様や絵を描くことで、色彩の重なりや発色の美しさを体感できます。
世界に一つだけの作品を創る貴重な時間をお楽しみください。
「九谷焼絵付け体験」の様子。地元の職人が丁寧に指導してくれるため、初心者でも安心して参加できる。加賀の伝統工芸に触れながら、自分だけの器を作る貴重な体験は、旅の良き思い出になることでしょう。
素焼きした器に赤・黄・緑・紫・青の五彩で絵付けを施す体験。職人の指導のもと、伝統技法を学びながら筆を使って自由に模様を描きます。色の重なりや発色の美しさを楽しみながら、世界に一つだけの作品を創りましょう。
加賀でしか味わえない
特別な体験を
発見と創造の旅
加賀温泉郷
第二章：創造の継承 ― 土から彩りへ
― 九谷焼に出会う発見と創造の旅
第二章ツアー1日目の出発点は 加賀温泉駅。駅を降りると、加賀の豊かな自然と伝統文化の空気に包まれます。
ここから、専用車や観光バスで九谷焼の世界へと足を踏み入れます。
九谷セラミック・ラボラトリー
九谷セラミック・ラボラトリー（セラボ・クタニ）は、九谷焼の新しい可能性を探る創造拠点。伝統技術と現代デザインを融合し、次世代の作り手を育む施設です。
宮創製陶所
宮創製陶所は、加賀市の伝統を受け継ぐ九谷焼工房。確かな技と独自の感性で、日常に寄り添う美しい器を創り出しています。
加賀温泉郷で過ごす夜
湯と美食が語り合う、癒しのひととき
夕暮れの加賀温泉郷へ。
湯の香りに包まれ、旅館の灯が優しく迎えてくれます。
九谷焼の器に盛られた夕食は、まるで絵画のよう。
季節の食材が色とりどりに並び、器と料理が互いを引き立て合います。
一日の余韻を、湯のぬくもりとともに心に刻む贅沢な夜です。
発見と創造の旅
加賀温泉郷
第ニ章：創造の継承 ― 土から彩りへ
―九谷焼に出会う発見と創造の旅
ツアー2日目は、加賀温泉郷の風情ある宿での朝からスタート。
静かな温泉街の空気を感じながら、地元食材を活かした朝食を楽しみ、心身ともにリフレッシュした状態で九谷焼の制作体験へと向かいます。
九谷焼工房(上絵付体験)
自分だけの彩りを描く、創作の時間
いよいよ上絵付け体験が始まります。
赤、黄、緑、紫、青。
九谷五彩を使い、思いのままに絵を描きます。
伝統の技を受け継ぎながら、自分の感性で彩る時間は、
まるで自分自身と向き合うような静かなひとときです。
職人の指導のもと、初心者でも安心して体験できるのも魅力。
色が重なり、器が表情を帯びていく過程には、言葉にできない喜びがあります。
加賀市内で味わう昼食
器のように美しい、加賀の旬
体験を終えた後は、加賀市内の料亭で昼食を。
九谷焼の器に盛りつけられた旬の味覚が、旅を締めくくります。
器と料理が響き合う瞬間、
「つくる」「味わう」「伝える」——そのすべてが一つの芸術となる。
そんな時間が、この第二章のクライマックスです。
旅の終わり、そして次の章へ
加賀温泉駅で解散。
けれど、旅はまだ続きます。
あなたが彩を与えた器は、これから焼成の工程を経て、
次の旅、第三章「美の響宴 ― 器と料理の饗応」へと繋がっていきます。
完成した作品があなたのもとに届くその日、
きっと加賀の色彩と記憶が、心に再び蘇るでしょう。