魯山人寓居跡
いろは草庵

魯山人寓居跡 いろは草庵
美と生きた男の原点
魯山人と山代温泉
文化人たちの出会い
当時まだ「魯山人」を名乗る前の房次郎は、金沢の文人・細野燕台(ほそのえんたい)の紹介により山代温泉を訪れました。
魯山人の並外れた書の腕と感性は、地元の文化人の目に留まり、温かく迎え入れられます。
その中で、陶芸家・初代須田菁華(すだせいか)との出会いは、魯山人の芸術観に大きな影響を与えました。
まだ無名の彼にとって、この地の自然、人、文化とのふれあいが、後の多彩な創作の種となったのです。



暮らしの中の美を追い求めて

魯山人の作品
庵の奥には、土蔵を改装した展示室があり、魯山人の書や陶芸作品が常設展示されています。
技巧に溺れることなく、素材や感情を尊重した作品群には、彼の“暮らしを芸術とする哲学”が色濃く表れています。



時代を超える魯山人の美学
魯山人寓居跡 いろは草庵 |Interview
「いろは草庵」に携わることについて、どんな思いを抱いていますか?


いろは草庵を訪れる際に、特に注目してほしいポイントを教えてください。
魯山人の美学に関して、どのような点が特に印象に残っていますか?
本日は、ありがとうございました。

加賀でしか味わえない
特別な体験を

旅の始まり、加賀温泉駅
ツアーの出発点は 加賀温泉駅。駅を降りると、加賀の豊かな自然と伝統文化の空気に包まれます。ここから、専用車や観光バスで九谷焼の世界へと足を踏み入れます。
立ち寄りスポット
九谷焼美術館
最初の目的地は 九谷焼美術館。
ここでは、江戸時代から続く九谷焼の歴史や技法を学ぶことができます。色鮮やかで緻密な九谷焼の作品を鑑賞し、職人たちの情熱に触れてみましょう。
魯山人寓居跡「いろは草庵」
「魯山人寓居跡 いろは草庵」は、北大路魯山人が大正4年秋から翌年春までの約半年間滞在した山代温泉の旧居を公開する施設です。当時のまま保存された仕事場や書斎、囲炉裏の間を見学でき、土蔵を改装した展示室では彼の作品も展示されています。この地で魯山人は、初代・須田菁華から陶芸の手ほどきを受け、刻字看板制作の傍ら作陶に励みました。山代温泉は、彼の才能を開花させた場所であり、後年も度々訪れた心安らぐ場所でした。
九谷焼体験ギャラリーCoCo
石川県加賀市にある「九谷焼体験ギャラリーCoCo」は、伝統工芸・九谷焼の絵付け体験ができる人気スポットです。手ぶらで気軽に参加でき、初めての方でもスタッフが丁寧にサポート。色鮮やかな九谷五彩を使って、自分だけのオリジナル作品が作れます。旅の思い出やプレゼントにも最適です。
宮創製陶所
1914年創業の宮創製陶所は、石川県小松市にある九谷焼の窯元で、干支や招き猫など縁起物の素地づくりを100年以上手がけています。伝統的な「おこし型」や「鋳込み型」による成形技術に加え、地元・花坂陶石を使った独自釉薬の器も展開。近年は書道家とのコラボ商品やキャラクター素地の製作も行い、伝統と現代感覚を融合させた新しい九谷焼を発信し続けています。
加賀温泉郷で癒しのひととき
ツアーの最後は、温泉旅館でのくつろぎの時間。
九谷焼の魅力に浸りながら、加賀の湯に癒される贅沢なひとときをお楽しみください。

2日目 九谷焼を創り、味わう旅
ツアー2日目は、加賀温泉郷の風情ある宿での朝からスタート。
静かな温泉街の空気を感じながら、地元食材を活かした朝食を楽しみ、心身ともにリフレッシュした状態で九谷焼の制作体験へと向かいます。
立ち寄りスポット
シルクロ陶芸 – 九谷焼 上絵付け体験
前回のツアーで成型し、素焼きを終えた自作の器に、九谷焼の伝統技法を用いた上絵付けを施します。
色の重なりや発色の美しさを楽しみながら、世界に一つだけの作品を創り上げましょう。
九谷満月 – ろくろ体験
ここでは、電動ろくろを使った成型体験を行います。
粘土の感触を楽しみながら、職人のアドバイスを受けつつ自分だけの器を作る工程を体験。
土の動きに集中しながら、形を整えていく時間は、まるで瞑想のようなひとときです。
山代温泉 – 作家との交流会
午後は、山代温泉へ移動し、九谷焼作家や職人との交流会を開催。
彼らの制作への想いや技術のこだわりについて話を聞きながら、伝統工芸の奥深さを学びます。
また、作家が実際に手がけた作品を間近で見たり、気に入った作品を購入することも可能です。